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【2025/06/05 16:30 】 |
加賀紀行…いや奇行。その1
結婚したら好き勝手に旅行も出来なくなるから、という大義名分の元、友人のユカさん(仮名)と隣県の片山津温泉へ一泊の温泉旅行に行った。

今回は私の車を使うので迎えに行ったわけだが、迂闊にも寝坊し、約束の午前6時を大幅に遅刻してしまった。本当にごめん。
予定はかなり余裕を見て組んであるとの事で、慌てずに行こうとドンマイ☆された。

余裕があるというのは励ましでもなんでもなく本当の事だったらしく、高速を使わず国道8号線でぷーっと行って、途中で『御菓子城 加賀藩』に寄り道してお茶する暇があるという余裕っぷりだった。



写真は、展示されていたお菓子の型。 こんな大きい鯛焼き食べたいなぁ…

そして昼近く、山中へ到着。ここはここで温泉街なのだけど、今回は『きぬや』という九谷焼のギャラリーで陶器作成体験教室に参加する為に来たのであって、温泉は宿泊地の片山津まで我慢なのだよ。
体験教室を予約したユカさんによると、時間は1時半からとのことで、腹ごしらえを先にする事にした。寝坊した所為で朝ご飯を食べずに来たので、私は腹ペコなのだ。



山中の温泉街のあちこちに看板が立っていたので有名なのだろうか、『こんぱ亭・橋爪庵』の釜飯。冬限定のカニ釜飯(2700円)ですぞ!!
自分で御茶碗に盛って頂きます。 あと、お菜が何品かと、お吸い物も付く。
注文してから炊き上げるので待ち時間は20分もあるが、その間にお抹茶と梅の形の落雁みたいなお干菓子が出て退屈はしなかった。ていうか、それで空腹が少し落ち着いたので、量的にかなり大変だった。
食べきれないと、おにぎりにしてお土産にしてくれるけど、そこはこの食いしん坊将軍・三ツ葉、完食であります。

さて、時間となったので陶器作成体験教室へ。



看板の文字が陶器という『らしさ』だ。
今回の体験教室、ろくろで形を作るというのをやってみたいと、ユカさんが珍しくものづくり魂を燃やしたらしい。
しかし成形した後は普通、乾燥させたりしなきゃならないわけで、絵付けとかどうするんだろう…と思ったら、絵付けは無いらしい。
え?九谷焼きでしょ?色絵付けが無くても九谷?え?
ちょっと納得はいかないが、使ってる土が九谷と同じ、という事で、『九谷焼を作ったよ』と言っても良いだろうか…?
ろくろは見た目よりずっとずっと難しかった。あと何故か手がガサガサになった。
後は乾燥させて素焼きして透明の釉薬をかけて焼いて、真っ白い陶器が出来上がるそうな。届くまで2ヶ月か…忘れた頃に届くのだな。

『きぬや』で陶芸体験を終え、もう少し山中を観光する事に。
こんなものを見つけては、観光せざるを得ないよ。



山中温泉って松尾芭蕉ゆかりの地だったのか…奥の細道の途中で寄ったのだそうな。
温泉で旅の疲れを癒したのかなぁ…
「山中や 菊は手折らじ 湯のにほひ」とか、いくつか俳句を詠んでいったらしいです。

芭蕉関連の特別展をやっているという看板が出ていたので寄ってみた『無限庵』では、芭蕉直筆と伝えられる掛け軸がありました。



「夜すからや 竹こほらする けさのしも」

と書いてあるらしい。 『なに今日寒ッ』みたいな感じなのだろうか。

あとここで初めて知ったんだけど、芭蕉さんと曽良くんはずっと一緒に旅して江戸まで帰ったと思ってたのに…途中でお別れがあったとは…
曽良は、「行き行きて たふれ伏すとも 萩の原」
芭蕉は、「今日よりや 書付消さん 笠の露」

と詠んで、別離を悲しんだとか。
…ギャグ日の芭蕉さんと曽良くんのせいで、どうしてもそんなシーンが思い浮かばない。
無理に思い浮かべると泣けてきます。

さてこの展示をやっていた『無限庵』だが、これは石川県の重要文化財で、加賀藩の家老の御屋敷だったのを明治に資産家が買って移築したのだとか。

 



基本的に武家書院建築という様式らしいが、所々に明治大正の和洋折衷なところもあって面白かった。



外を少し歩くと『こおろぎ橋』というのがあるのだが、この『こおろぎ』が、『行路危』すなわち難所であるという意味らしい。なるほど、下をすごい急流が流れていた。
橋のすぐちかくにあった茶道具の店で、温泉たまごが食べられるとの事で寄っておやつ。
まだ3時だというのに薄暗くなってきたので、そろそろ、と片山津へ向かった。


加賀紀行奇行その2へ続く。
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【2009/01/10 23:05 】 | どっか行って来た話 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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