× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
だから…時が!! 加速しているッ!! と言うのですよ。
もう来店予約のその日が来てしまったので、指輪をオーダーしている宝飾店へ彼と出掛けた。 出発直前になって、いきなり母に指輪を預けられて『歪んじゃってはめられなくなったから直してもらってきて、当然タダだよねこれくらい』とか言われてちょっとムカついた。 とても良心的なお店なので、確かに指輪の歪み直しや磨きくらいはやってくれるけど、物言いが傍若無人だよ。客だからってどんだけ偉いつもりだ、しかも直接の客じゃないのに… 申し訳ないなと思いつつも美人の店長さんに指輪の整備(?)をお願いすると、見違えるほどピッカピカにしてくれた。 このくらい、遠慮なさらずいつでもどうぞと言ってくれて、もう大好きだよ店長さん!! 宝飾店って敷居が高かったけど、店長さんのお陰で身近になった。オーダーメイドが主という、この店の特性からくるものなのかもしれないけど。 客が内在する自己をジュエリーに託す、この店はその手助けをする。 その為に客側は、けっこう自分の内面を語らなくてはならず、担当スタッフとの関係が密になる。何となくお友達感覚になってくるのはその所為だ。でも悪くない。 さて、指輪の状況は、デザインが決定して留める石をどうするかという段になった。 予算内で可能な限り欲張るよ、石ヲタ的な意味で。 あと結納とかの相談にも乗ってもらった。まあとりあえず、指輪が出来上がってからの話になるけども… |
夕方から彼と出掛け、指輪のデザイン案を見に行った。
あれから2週間があっという間に経ってしまった訳だ…何という時の加速っぷりか。 美人の店長さんにデザインコンセプトとかの話をしてもらってラヴアレルギー発作に耐えた。前回書いたあのオーダーシート、デザイナーのロマンチシズムも加味されて黒歴史に近いものがある…!! 痒い!! 痒いぞ…!!! 何とか耐え切ったけど、いつ恥ずかしさのあまり逃げるかわからん。 |
今日の出来事を書き留める前に…昨日、彼とフレンチのディナーに行った時の話をもう少し。
記事カテゴリの都合でさらっと流した部分がある。 その事について、ちょっと書き足しておく。 彼は先月、『友達の結婚式とかに呼ばれた時の為に』とか言ってスーツを新調した。 もし呼ばれた時の為なのであって、着る予定は別に無いらしい。 で、今回の唐突なディナーのお誘いは、『せっかくスーツ買ったので早速着てみたくなった』という話だった。 『土曜日の7時に予約入れたので予定を空けておくように』と、一方的に言われて困ったのは私だ。 着ていく服が無い。 普段はジーンズなのに。 友人のユカさん(仮名)に専属コーディネーター様になってもらい、何とか仕度をして、迎えに来てくれる約束の6時に間に合わせた。 …しかし、早く出発し過ぎた。 予想はしていた。 7時に予約で、6時に迎えに来るっていうからどこまで行くのかと思っていたけど、松川沿いのレストランと聞いて(近いよ? 早くない?)と思った。 彼もそう思っていたらしく、早過ぎた、履き慣れない革靴で足が痛いとぼやいていた。 目の前に店は見えているが、まだ30分も猶予がある…図書館に近いが、この時間では閉まっている。 暇なので、川沿いの遊歩道を散歩する事に。 ワンピースという事は脚を出している訳で、蚊に刺されまくった。 川縁だもんなぁ…暇を持て余す。 …今思うに、彼としては段取りをすっ飛ばしたんだと思う。 暇で、間が持たなかったのだろう。 手ぇ出して、と言われて出したら、ポケットから何か取り出して、くれた。 指輪だった。 『サイズ分からなかった。 正式なやつは、明日にでも選びに行こう。 それは仮のもの。 安物でごめん』 『結婚してください』 何だ、この人は。 こんな時に。 そう思うのと同時に、ひどく納得した。 この人は、何か決断した時、こっちの話を聞いてくれなくなるのだ。 どうしても、と言って、こっちが折れるまで粘る。 で、呼び出されて行ってみたら、こっちが驚く事になる。 付き合うことになった日の食事もそうだったし、最初の誕生日の時もそうだったし。 …まったく、この人は。 指輪を彼に返して、はめて、と、さっきと逆の手、左手を出した。 6年待った。 ……。 …………。 …11号とか、キツいんですけど。 私の栄養状態の良さくらい知っているだろうに。 『よかった、仮ので』 いやまったく。 無理矢理はめたけど、取れなくなったらどうしよう。 予約の時間が近付いていたので、既に靴擦れで痛くなっている足でレストランへ向かった。 食事は非常に美味しく、量も充分過ぎる程で、満腹過ぎて苦しかった。 何て贅沢な苦痛。(昨日の日記参照) その胃もたれは翌日(つまり今日)も続いており、朝食も昼食もあまり入らなかった。 幸せで胸いっぱいとかそういうのではないと思う。 色気もへったくれもあったもんじゃない。 そして本日、午後から待ち合わせて彼と出掛けた。 パッと見、喫茶店でもやっていそうな店舗…原石買い付けからやっているという宝飾店。 ずいぶん前から『いつかはあそこで』と思っていたものだ。石ヲタ的な意味で。 デパートに入ってたりする大手宝飾メーカーと違って、店内に陳列されているジュエリーは少ない。 自社デザインのものを販売もしているが、主にオーダーメイドで作っている店だからだ。 ヒゲの社長さんが応対してくれて、『宝飾店は何件か回られましたか?』と訊かれたので、いきなりここへ来た旨を伝える。 『そりゃありがたいです。 大丈夫です、他に行かれる必要は無いと思いますよ』との事。 顧客がテーマを提示し、デザイナーがそれを元にラフを描き、ミーティングを重ね、満足のいくデザイン案が出たら工房にて製作を開始するという、まさに一点物のものづくりをしてらっしゃるそうな。 その為、『作品』が出来上がるまでは2ヶ月は掛かるらしい。 時間は充分にあるので大丈夫。 ていうか、結納だとか結婚式だとか、具体的な事は何一つ決まっていない。 まずは指輪か、とここへ来たのだから。 こちらでお世話になりますと頼むと、オーダーシートの記入を求められた。 カルテみたいなものだ。 名前とか住所とか誕生日とか予算とか基本的な事から、デザイナーがラフを描く為に必要な手掛かり足掛かりになる情報を書き込んでいく。 好きな色とか、好きな動物とか、好きな草花とか、二人の思い出(笑)とか指輪に込めるテーマ(笑)とか。 例として見せてもらったシートには、永遠の愛とか書いてあって、さっきから耐えていたのに、とうとうラヴアレルギー発作を起こした。トイレに逃亡(*゚д゚*)かゆいわ!! 社長さんが所用で出かけてしまったので、引き継いで担当してくれる事になったのは店長さん。 美しい人だ。 話を聞くに、既婚であり、指輪はこの店のだったらしい。ひょっとして社長さんの身内? 店長さんがニコニコしながら、私が提出したオーダーシートの内容について補足説明を求め質問をしてくるのだが、何しろラヴアレルギーなもので、如何せん恥ずかしい。かゆい。 最初のデザイン案が出るのは2週間後らしい。 次回来店の予約を取り付け、店長さんに見送られて店を後にする。 ここまでくるのだってのんびりしていたのだし、指輪もゆっくりじっくり作ってもらえばいい。 |