昨日、周囲の何も無さについてはボロクソ書いたけど、ホテル自体は本当に良い所だったんですよ。
特に朝食バイキングが素晴らしかった。
スクランブルエッグがとろとろふわふわで、パンも美味しいし、スープはミネストローネだし、スクランブルエッグはうまいし。うまうま。
期待を大幅に上回る美味さの朝食でついついお腹一杯になりつつ、チェックアウトした。
今日の観光は佐和山城あたりから。目的は『龍潭寺』。
ガイドブックによると、佐和山城跡の近くの伊井家菩提寺の龍潭寺は禅宗の大寺院で、学僧の寮まであったそうな。
その中に『園頭科』というものがあり、それは作庭を学ぶ、今で言う造園の専門学校。
学僧が実習で作った庭が残っていて、ゆえに龍潭寺は庭の寺とも呼ばれているという。
仕事柄、そういう名園は見ておかねばという事で、昨日の晩に急遽立ち寄る事を決めたのだ。
今日も35度超えだろう、死ぬほど暑いが、表門をくぐって参道に入ると急に涼しくなった。高い木が生い茂っているからなー木ってすごい。
しかし。
…まあ、何とも言えない。
ガイドブックに名園と載っているのに、庭よりダルマに力を入れてる感じがしたとか、庭木の剪定が途中になってるとか、切り落とした枝葉が池を汚していたとか。
お盆でお参りに来る人も多かったろうに、いまいち片付いてない雰囲気で、少し残念だった。
でっかいカエルいた。
あ、サルスベリきれい。
白ムクゲもきれい。
これはちょっと珍しい種類らしく、全部真っ白なムクゲ。『龍潭寺白』という寺の名前そのものズバリの名がついていた。
ムクゲは白花でも真ん中は赤いのが大抵だし、少しつぼんだ、御椀形に咲くものだと思ってたけど、これは全部白いし、平べったく全開するし、そもそもデカい。
元々は、江戸時代に隣の国の使者が来た際にお土産に持って来て、それを記念に植えたとか。
そう言えば向こうでは『無窮花』と書いて、国花とされていると何かで読んだ事がある。
…まあ、花は綺麗で好きな感じだ。
ハイビスカスと同じ種類とは思えない、涼しげで爽やかな雰囲気がする。実際、木立の中は涼しいし。
駐車場に戻ると灼熱の地獄だった…
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